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マンガ家の心得。<第二得>

◆「デフォルメ」について。

デフォルメとはつまり、「伝える」ということの最適化だという話。

例えば、人の似顔絵を描くときに、写真をトレースしても、なんか微妙に似ないですよね。
でも、マンガの絵でデフォルメして、特徴をとらえると、トレースより全然似たりする。

しかも、似てるだけじゃなくて、楽しくて面白い。

これはみんな、モノマネ芸人とかを見て笑ったりしてるから、体感として知っていると思う。

つまり、デフォルメが行われたことによって、より伝わった情報が増え、
しかも「なんか楽しい!」というワンダーが発生している。

似顔絵で例えたけれど、実は「ストーリー」を伝える時も、全く一緒なのです。
例えばある実話をドラマ化するとして、実話をそのまま、ありのままの時系列と出来事で描いても、面白くない上に、おそらく事実とはなんか違う伝わり方をしてしまったりする。

写真のトレースが似ないように。

つまり、ストーリーにも似顔絵のようなデフォルメ、、、つまり誇張や、構成要素を抜き出しシンプルに組み替えたりする必要がある。

そういうデフォルメを経て、「それ、嘘じゃん!」となるどころか、むしろその方が実話に肉薄し、面白い!というワンダーが起きる。

似顔絵やモノマネの「似てる!面白い!」と、ストーリーが本来もつリアリティと面白さをちゃんと「伝える」ということが実はこんなにもつながっていた、というのがすごくぼくに刺さったのでした。

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つのだ ふむ

コルク所属のマンガ家です。人と人が出会い、人生が変わっていく物語をたくさん描いていきます。つのだふむのtwitter ▶︎https://twitter.com/tsunoda_fumm

日記アーカイブ 「スピルバーグの倒し方」

創作日記アーカイブその2。2018年9月から2019年5月まで。
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