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自分オリジナルの「問い」などない。

こんにちは。今週も週刊楽屋ばなしを見に来てくれてありがとう!
初めて来てくれた人も、ありがとうございます。
ここは、
マンガ家である僕が色々と創作の裏側や日常や記録を振り返っていく場所。

こちらのnoteをザクっと読んでもらうと、より読みやすいかと思います!▼



今週は、『問いのりさこ』という僕のTwitterで気ままに連載してる作品についてのリニューアルの話とかを振り返りながら、今週思ったことなどを書きます。

『問いのりさこ』というマンガを昨年から描いていて、
毎日感じた、すぐに答えの出ないことを「りさこ」というキャラと鳥人間(僕)の掛け合いを通して1pで描いていく内容なのですが、


上記のように、段々と「ただの日常の1p」としか捉えられない回が増えていって、特に問いも何もないと感じる回が多くなってしまってました。

これの原因は簡単で、「問い」が自分の中からオリジナルで幾つも出てくるなどという傲慢さゆえでした。

過去にたくさんの哲学者たちが、人生とは、恋愛とは、悩みとは、、、いろんな問いを生み出してきたのに、僕がそこに加わる新たな「問い」を生み出すことなんてほぼないんです。
彼らが何度も伝えようとしてきた問いを、僕が自分の生活や人間関係に当てはめて、アレンジするのが、この「問いのりさこ」だったのです。

なので、先週から気持ちを新たにリニューアルすることに決めました。▼

この本に書いてる哲学、問いを頭から順にマンガにしていくシステムにします。
「問い」のお題は僕は考えず自動化し、僕はこれこれを学びながら、自分の生活のネタ、キャラクターと組み合わせていく。
正直これまでの描き方より難しいのですが、僕が描けば描くほど、学びを得るので、これによって受け取るものは段違いだと感じます。

とりあえず第一歩として描いてみたこちら。▼

「無駄な悩み方する奴」


この世には、自分ではどうにもならないこと(権外)と、自分でどうにかなること(権内)ということがあって、人の悩みはほとんど「権外」らしいんですよね。
あの子は自分が好きなのか嫌いなのか、とか、
あいつは売れていて悔しい、とか、
なんで自分はこんな顔なんだろう、とか、

自分ではコントロールできないことを悩み、そのくせ、自分でコントロールできることをやろうとしないがちだったりする。

このマンガで言うと、まあこれ実話なんですが、僕はりさこが怒ってるなと気づきつつも、なんで怒ってるのかをあれこれ1人で考えて、結局話しかけもせずに寝ちゃったんですね。
この場合僕はなんで怒ってるかなんて悩んでもしょうがなくて、
自分にできることは、わからないから話しかけて、聞くことしかできなかったはずなのに、それをしないで事態を悪化させた。笑 

こんなふうに、哲学と言っても、難しいことではなくて、むしろ実は日常の至る所で遭遇する場面だからこそ、普遍的な問いとして今日まで残ってるんですね。

僕はこのマンガを描きながら成長していきたいと思います、、、、。笑
今日も一本描きたいな。



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ここから先は、僕の日記です!最後まで読んでくれてありがとうございました。
日記は文章と合わせて1、各日、1pマンガも描いてます。▼

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地方移住したマンガ家とその家族が、日々の生活で何を思い、何を創作し、どう暮らしているかがわかります。

出会いをぜんぶ、マンガにする。 自分の生活と、どんな出来事も味わい、マンガにしていくマンガ家の日々の日記と、移住した糸島での暮らしを描いた…

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