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つのだふむ×大河原健太作品、完成!

昨年の夏から撮影していた作品が完成した。
私、つのだふむと、盟友であり版画作家の大河原健太の初コラボ作品「IN DA HOUSE」。
合成ではなく、福島の森に本当にイラストを存在させるというコンセプトのもと、ロケ撮影を敢行。円谷生誕の地で、円谷神にリスペクトを捧げる特撮映像 を目指して打ち合わせと実験を重ね、、、、ついにできた!!!!
他にない映像なんじゃないかと思っている。

写真は、写真家の小渕真希子さん。
とにかくね、本当に創ることが楽しかった。僕は毎日漫画を描いているけど、孤独な作業。(佐渡島さんのコーチングがなかったら、道に迷い、そろそろうずくまって立ち止まっていたかもしれない。)今回のようなコラボ作品は、お互い作家として普段孤独な戦いをしている者同士が、それぞれの武器を持ち寄って創作に挑んだ。こんなに楽しいことはない。人生で初めての経験だった。今後も彼とのコラボはプロジェクトとしてやっていきたいし、ほかにもコラボしたい作家と組んで、自分だけでは作れないものを作っていきたいと思う!

歳をとるほど、まわりに創作を続ける人が減っていく。
気がつけばあいつも、あいつも、あいつもいなくなった。
目の前に紙とペンがあれば、どんな壮大な計画でも、その一筆目が描ける。
僕はそう信じて、毎日、ペンを持って紙に向き合う。
もう、「お前もペンを持てよ!まだやれるさ、一緒にやろう!」という段階じゃない。
勝手にペンを持ち、紙に向き合い続けて、日々生み出している人と、今年の話、ちょっと先の話をしていく。
先日、荻窪のサンマルクカフェでヘソニモを描いていた時、となりで老婦人が二人喋ってた。一人が活発老婦人で、絵画教室に通ったりしていて、もう一人に一緒にやろうと誘っていた。
「私たち、人生あと数年なのよ。残りをどう生きるかよ。それをちゃんと考えて毎日を過ごしていかないと、なんにもないわよ。」

老婦人の言葉はもう一人のだるそうな老婦人に届いたか定かではないが、
隣でヘソニモを描く僕の胸には届いていた。
どう生きるか。

「IN DA HOUSE」

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写真は、写真家の小渕真希子さん。

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