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10年前と、その頃の生活、そこから今。

2011年の3月11日から10年が経ち、僕は今マンガ家をやっている。
日本が大きく変わったあの日の後も、あの日より前も、僕は友達とルームシェアをしながらうだつの上がらぬ「クリエーター」な日々を送っていた。
ルームシェアによって家賃を安く抑え、最低限の量の映像制作の仕事をフリーランスで受けて、近くのスーパーで安売りしているお惣菜をおかずに、不健康なご飯を食べる日々。3.11によって、最低限の量の映像制作の仕事は0になり、僕は派遣社員として制作会社に勤め始めた。
元々うだつの上がらない作家志望だったのに、さも、大きな災害によって、「仕方なく」勤め人になったのだと、言い訳のように考えている自分がいたような気がしている。情けない奴だ。とにかく今日は、あのひどい災害のこととともに、あの頃の情けない生活のことを思い出し、10年が経ったんだな、と実感した。

今日はやけに10年前のことを思い出し、思わず過去のデータを漁っていたら、
震災の翌年くらいに、その頃の情けなさを漫画にしていた貴重な資料が出てきた。映像作家をやりながら、この頃もマンガを描いていたのだ。このマンガそのものが、当時の僕の情けないマインドを表している。25歳。▼

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結局てめえが振られた話と作家としての弱音に落としていく情けなさ。
これは、当時の僕そのものを忠実に表している貴重な資料。

この、プロデューサーに指摘されていることは、10年経った今、しっかりと見つめ直したいと思ったよ。このころの僕は世の中の全ての出来事が、自分の物語の中に閉じ込められると勘違いしているな。いや、もしかしたら、つい最近まで、そうだったかもしれない。過去の自分の作品は、常に今の自分にメッセージを送ってくるし、当時の自分にメッセージを送りたくなるものだ。

なぜかはわからないけれど、今年は不意に、強烈に当時のことを思い出したので、書いた。10年、色々あったな。全ての人に、この10年色々あり、そうして今現在巡り合って、ともにいるのだな。

とにかく、これからも作り続けて、少しずつ、視野を広げた作品を作って行けたら、というのが、今の僕の望みだ。そして自分のためじゃなくて、他の人と深く関わっていくために、作品を作れるようになれたらいいな。自分が死ぬ時に、自分のよくできた自伝がどれだけ積まれてても嫌で、周りに大切な人たちがいてくれたら、それが良い。



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◯今週描いた絵たち

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ここから先は、僕が今新連載の準備をしているものを先出し公開する有料部分。
今週は、これまでの「コミネ・ザ・ワールド」ではなく、もう一本の「ザ・クレイジー(仮)」の第一話ネームを載せる。コルクスタジオのホリプー作画で、5月から連載開始を目指しているので、ぜひたくさん感想をもらえたら嬉しい。まだまだなおすので、面白いかどうか、シンプルに感想くれたら本当に嬉しいです。
率直な感想が作品を育てます。

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つのだ ふむ

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