
勉強だけじゃマンガは描けない
物語を作るとは、どういうことなのだろう。
昨日、担当編集の佐渡島さんから
「まだ物語にダイブして描いていない」
と言われて、その状態のことがよくわからず、悩み、口数が減った自分がいた。
作業効率をあげることや、スキルの上達は、目に見えて刺激的であり、進んでいる感があるので、「マンガをやっている」風ではあるけれど、その上で本当に大切なのは、
「感情をとらえ、表現すること。」
その感情の捉え方、表現力は、なかなか目に見えた進捗ではないから、どうしても目に見えるスキルの方ばかりに走ってしまいがちだ。
今、ぼくはマンガの「型」は実践しはじめている。その型があるから、客観性はキープしたまま、安心してダイブすることができるらしい。
マンガ専科で、いろいろな理論を学んでいて、最終的に大事なのは「ダイブせよ」っていうめっちゃ抽象的なのが、面白い。
僕も結局、創作は理論だけで語れるものではなく、そのダイブとかトリップ感に魅せられて、この道に進んだのだ。
勉強しただけで良いものが作れるのだったら、マンガがそんなに面白い世界とは思わない。
最後はその作者だけができるトリップで物語のドアを開ける。
自分はまだできていないけど、これからそれを目指すと思えたら、さらにモチベーションが上がるな、と、そんなことをおもった。
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出会いをぜんぶマンガにする、インサイド・ストーリー
出会いをぜんぶ、マンガにする。 自分の生活と、どんな出来事も味わい、マンガにしていくマンガ家の日々の日記と、移住した糸島での暮らしを描いた…
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