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衝動はどこからくる?
糸島移住漫画家のつのだふむです。
今日は午前中に 佐渡島さんと定例をしたんですけども。
振り返りをしていきたいと思います。
もちろん「運命のリフォーカス」の打ち合わせ。
僕が昨日描いたネームに対しての フィードバックをもらう。
ネームはもうかなりいいところまで来てるという前提なんですけども、、、
だからこその、僕のマンガとしての根源、
つのだふむはなぜ漫画家をやっているのか、なぜ漫画を描き続けているのか
っていう、 その根本的な核みたいな部分が見えると、 この最後の作品の魂が、目が入るというかね、
すごい抽象的なんですけど、そういう話になって。
オープニングの、父親の手紙の言葉が決まりきってないところから、
やっぱりここには そういう本音の部分が出てこないといけないという話になったんですけど。
この話はやっぱり僕ね、今まで2、3回されてるんですけど、そういう段階に来ててるからこそではあるけど、
あのね、 若干落ち込むんですよね、この話になると。
なんでかっていうと、なんでマンガ描いてるのかって言われて、言葉に詰まるからなんですけども。
佐渡島さん曰く、ここまでずっと描き続けて、何言われてもへこたれず、努力し続けているからには、必ずその動機となっている、すごいその衝動となっている動機があるはずだって言うんですけど。
そう言われても僕にはさっぱりわからなくて。
で、そのさっぱりわからないっていう状態にも関わらず、こうやってやってるってこと、そしてそれを、これをすごい努力と言われることに、 別に納得いってないわけじゃないんだけども、
なんていうかな、すごい努力してるつもりがあるわけでもないし、でも、じゃあなぜ努力と思わずやれてるのかっていうところなんだよって言われても、
本当に自分でも、「いや、自分こういうことがあって、こうだから絶対こういうことを描きたいから漫画やってるんですよ」っていうストーリーというか、なんか無理やり作って喋ることはできちゃうとは思うんですけど、それは嘘じゃないかと思うから。
もっと自然とあるものだと思ってるから。で、それがぱっとこう出てこないので、 落ち込むんですよね。
そういう、佐渡島さんとか、読者とかが期待してる そういうものが自分にはないのに、にも関わらずあるかのようにこうやってやり続けてるのが自分だったらどうしようというか、それじゃダメなのかしらとか。
自分でもそういうものがありたいんですけど、何かを隠してるつもりも本当ないし。
だからそういう意味で自分は、なんですかね、空っぽとは言わないけど、
根源となる衝動が、まだ見えてないけどもあるはずだ絶対、って言われた時に、
なんか少し普段にはない不安な気持ちになるんですよね。
自分の根源的なトラウマだったり、自分の人生の 何かそういう、こういうことをやることに至った根源のターニングポイントみたいなことが、 みんながハッとするようなドラマとして語れるようなことがあるのか。ハッとするドラマじゃなくてもいい、些細なことでもいいって言うと思うんですけど、、、、。
でも、なんか、このように、言葉に詰まっちゃうんですよね。
なんていうかな、
なんか本当にこう、僕は、、もし運命というものがね、あるとするならば、
身を任せて、川の流れにぷかぷか浮いて、そんなに抵抗もせず流れてきたとも言えるんですよね。
ぷかぷかって流れて、で、こう、いくつか川が分かれてるところで、
なんかあっちの川の方が俺行きたいなって思った方に、体をちょっとくねってやったり、ちょっと岩を蹴って、そっちの方に流れるようにしたぐらいの 感じというか、何かをめちゃくちゃ切り開いてるというようなことじゃない気もする。
「強烈な意志」みたいな、自分の中にある意思みたいなものでもないっていうことが、なんかそれでがっかりされたり、失望されたらされてしまうのかなみたいな不安とかもあるのかもしれないし。
なんか自分は導かれてるよな、ぐらいの気持ちでしか、考えてきてなかったんで、 なんていうかな、今日は落ち込みましたね。結構。
で、落ち込んで、ちょっとあんまり ペンが走らなかったな。
鎖で体をぐるぐるに巻かれた感じ。緩めに、で、動けるけれど。
でも、今できてるところまではね、ネーム載せますんで。
読んでもらえたらと思います。
そして、僕は今そういうことにちょっと悩んでるっていうのも、みんなに知ってもらえたら嬉しいです。何かね、コメントとか くれたら嬉しいです。
こういう風に見えてますよって。
ただ、長い付き合いの佐渡島さんですらわからなくて、僕自身が殻を破るしかないって言われたんで。簡単ではないですが。
引き続きやっていきたいと思います。
なんで描いてるんでしょうね。
本当楽しくて、描きたいから描いてるとしか言えないけど、 もうちょっと伝えていけたらいいなと思います。
つのだふむでした。
では、完成間近の貴重なネームです!▼
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出会いをぜんぶマンガにする、インサイド・ストーリー
出会いをぜんぶ、マンガにする。 自分の生活と、どんな出来事も味わい、マンガにしていくマンガ家の日々の日記と、移住した糸島での暮らしを描いた…
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