創作ドグマを振り返る回
こんにちは!つのだふむです。
初めて来てくれた人、ありがとうございます。今日もやっていきます。
ここは、マンガ家である僕が色々と創作の裏側や日常や記録を振り返っていく場所です。
こちらのnoteをザクっと読んでもらうと、より読みやすいかと思います!▼
今日は僕が考えている、自分の作家としての「ドグマ」について。
ドグマというのは、自分の創作する上での戒めみたいなものです。
それを言語化して、自分の中で標榜しておくことで、いつでもそこに立ち帰れるようにしておこうと思って、作家仲間達と話し合いながら「自分のドグマ」「チームのドグマ」を作ろうとしています。
今週、練っている段階のドグマを佐渡島さんとの定例会で披露したんですが、精度が悪くて全然伝わらずでした。それを今日振り返りながら、今一度自分の輪郭を確認していきたいと思います。
まず、そのドグマとやらはこちらです。▼
「出会った人、全部マンガにする」つのだふむのドグマ(6稿)
〜迷った時、常に胸の中で発動するマイルール〜
1.どんな出会いにも退屈しない
2.迷いを迷いのまま、迷いのない線で描く
3. 物語で常に問いを描く
4. 「終わりの瞬間」が大きなテーマ
5.マンガに描けない生き方をしない
まず、1と2について。
1は、「退屈」ということをネガティブなものという前提で決めていることが、視野の狭さを出してしまっている。退屈はしてはいけないのか?無理に退屈しない状態、というのは、それってどういう状況?いいのか、それ?退屈してしまうことを受け入れて、その上で「味わう」がいいんじゃないの?などなど話した。(僕の受け取り方のずれなどはいろいろあると思うが、僕が受け取ったつもりでいることを書き記していきます。)
2は、よくわからんとのことだった。僕はこのよくわからん状態も含めてこの一文が好きで、つまりこういうこと、という説明を口でしたけれど、やっぱりよくわからん、自分でも良くわかってないだろ、というふうに言われた。「迷っている線」はダメなの?むしろ今、もう迷わないレベルのつもりなの?などなど、突っ込まれる余地がたくさんあった。僕にそういう意図はないつもりだったけど、「つもり」は無効として、改めて考えよう。
3と4はどちらも精度が低く抽象的で、かつ一つにまとめられる項目だと自分でも思っている。僕が描くものが常にもつテーマみたいことをここで入れたいなという気持ちが先行した。でも、半年前より見えてきているんだよな。
色々言われて、客観的に気づくことはたくさんあるけれど、ちょっとずつ自分が描くものはなんなのか、一年前よりうっすら見えてきた感じがしている。
進化というのは、周りから見えるものと、自分だけが感じてるものがあり、周りには一見変わってないように見える段階でも、自分は「ここは変わってきた」と気づくミリ進化があって、それがある日から外側からも急に見えるようになる、そういうことがあると思っている。
5は、僕も大失敗の文言だと思った。なぜこう書いたのだろう。書き直しているうちに、変になってしまった。これを読むと、さも清廉潔白な人生を送りたい、と言ってるようにしか捉えられない。
僕が言いたかったのは逆で、どんなことが起きても、してしまっても、マンガに描くぞという表明をしたかった。
伝えたいことが伝え方によって全然伝わらないというのは、マンガが面白くならないときにも良く起きるので、これがそのまま実力である!
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バーっ時間をかけずに振り返った。
最近タイムアタック形式を導入しており、大体のことは、初手でそんなに時間をかけても仕方がないと気づいてきた。まずは一気にやって、一旦締め括る。
それを、少し時間を空けてから見直す、というサイクルがポイントだなと思っている。ノートは公開後に見直すので、これを読んでいるみなさんには、アツアツの文字をお届けしています。
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今週描いた3分イラストは16枚でした。合計48分です。▼
今週は半分日記的な要素を取り込んでみた。後半は、言葉をフィーリングで足してみた。
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最後まで読んでくれてありがとうございます!
近々、note限定でのマンガを連載する予定なんだけれど、思ったより遅くなっている。いくつかの連載マンガの先行ネーム&裏話、出していいもの、出し方、色々担当編集と作戦を練って、ノートを場にしていこうと思っているので、これからもよろしく!
ここから先は、僕の日記です!
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出会いをぜんぶマンガにする、インサイド・ストーリー
出会いをぜんぶ、マンガにする。 自分の生活と、どんな出来事も味わい、マンガにしていくマンガ家の日々の日記と、移住した糸島での暮らしを描いた…
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