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「行き詰まり」を紐解く。お菓子と共に。

こんばんわ、ふむダチ(僕のファンの総称。BTSで言うARMY)の皆さん!


今日は、今ちょうどネームに行き詰まっているので、それについてなどを書こうと思う

ちなみに、僕は行き詰まると「行き詰まった時にだけ食べられるお菓子」通称「いきおか」が発動される。それをまず紹介しておこう。▼


ちなみにこちらはおまけで、最近食べて衝撃を受けた美味しさのかき氷。▼


はあ。行き詰まったのにお菓子がないので、画像をみて心を沈める。


マンガのネームで行き詰まるときは、いくつも理由があるのだけれど、僕の今回のパターンは「修正の過程で型が崩れてグズグズになった」です。

マンガを描き始める時はいつも「こういう話で行こう」って決めますよね。

「主人公が追い詰められまくって、最後に挽回する回」とか。

今回僕は、修正の過程で「追い詰められまくる」というパートを「追い詰められたり仲間が励ましてくれたり」と言うふうに修正してしまった。

どういうことかというと、仲間内でネームを見せた感想で、
「仲間にまで非難される」というシーンについて「その味方キャラは常に主人公の味方じゃね?」という指摘を受けて、そうだな、と思い、キャラの性質を優先して「仲間にまで非難される」という描写を「仲間だけは味方してくれる」というふうに変更したのだ。
そのディティールで見れば、修正は正しい。
だが。この回は「主人公が追い詰められまくって、最後に挽回する回」なのだ。

この修正をしてしまったことによって「追い詰められまくる」が弱まり、仲間が味方するシーンが「そのシーンが入ってる意味がわからない」シーンとなり、そこから型が崩れて全てのシーンがつながらなくなってしまった

そして、このことに、なかなか気づけなかった、というのが一番の問題だった。

なぜ気づけなかったのか?

それは簡単。その話の「型」のことを、すぐ忘れてしまっていたからだ。僕の中に、「動かしてはならない型ベース」という意識がまだまだなかった。

ああ、そんなことで、こんなにも修正で迷路に迷い込み、今、ようやくこんがらがった紐を解けた、くらいの段階である!

そして、今は、別のことで行き詰まっている。
型はもう崩さない。「主人公が追い詰められまくって、最後に挽回する」だ。、、、さて、追い詰められまくるところまではできた。最後に挽回するための伏線もできた。さあ、ラスト、一番の盛り上がり。どうやって挽回シーンを描くか?はい、今、ここで詰まっています。もうここまできたら簡単だろう、と、思ったら、意外や意外、半日かけて「こっちじゃなかったな」という方に思い切り舵を切ってしまい、今慌てて元の場所まで戻ってきたところ。今、こうしてnoteを書いて気持ちを落ち着けているけれど、なかなかシクッたな、と思っている。今こうして書き続けている文章も、読み直す気力がないのだが、この先には必ず傑作回が約束されているとも信じているので、明日には決着をつける。

これは実体験として、失敗の数ほど、のちの成功が見えている。失敗は痛い。だから失敗しないようにしがちになる。しかしだ。そうすると、成功も減っていく。「成功のように見える、失敗しないようにしたもの」が量産されていく。それは一番きつい。そしてそれは、かなりバレる。実は自分が気付きにくい。

僕は今やけに饒舌だが、これは実はノートを書きながらネームのアイディアを探っているのだ。僕の憧れる超一流クリエーターは時間の使い方の達人でもある。
生み出し方で、その凄さを見せてくれる。僕も、このノートが描き終わる頃に同時にネームが終わっている、そんな凄みを出せるクリエーターを目指す。
今は、よっこらせ、あよっこらせ、と、一つ一つを終わらせる二流のやり方しかできぬ。一つの動きで複数を処理する。それがかっこいい超一流達人クリエーターだ。

さて、20時になったので、ノートを切り上げ、夜ご飯の準備に入る。

ここから先は、僕の有料ノート限定で、僕の1週間の創作日記的なものを載せています。連載準備中のネームも載せたいのだけれど、上に書いたように行き詰まりを見せているので、新しく載せられるものがなく申し訳ない。来週こそは!

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地方移住したマンガ家とその家族が、日々の生活で何を思い、何を創作し、どう暮らしているかがわかります。

出会いをぜんぶ、マンガにする。 自分の生活と、どんな出来事も味わい、マンガにしていくマンガ家の日々の日記と、移住した糸島での暮らしを描いた…

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