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主人公が乗り越える「壁」はなんだ?

「りさこのルール」13話までの、ネームの大構成を書いた。
流れ自体は悪くない。そういう出来事が起こるんだろう、ということはわかる。
でも、、、

「この物語は、どういうところが見せ場になっていくんだろう?」

ということが露呈してきた。

「主人公に壁が与えられて、それを乗り越えていく」というのはマンガの幹なのだけれど、
その「主人公の壁」がなんなのか?というのが、はっきりしていなかった。
どんな壁を、どんな工夫で乗り越えていくのか?がわかるようにならないといけない!

思考の角度を変えるため、前日に行った「マル秘展」の、巨匠デザイナーたちのプロダクトノートの真似をして、手書きでノートに思考を整理していった。

それが気分転換になって、これまで光を当てていなかった、園田の壁について考えることができたように思う。
次は、このことをどうやって物語として読者に面白く明確に伝えていくか?
ということを考える。

これまで描いてきたことを、ほんの少しつづネジを調整していく。そのような作業だと思う。

こういう作業は地味だし、考えるのは疲れるし、どうやってモチベーションを保って、スタミナも切れないように走るかだ。そういう点でも、今回アナログに切り替えて書いてみたのはすごく良かった。目が楽しい。デジタルは画面が光っていて、目が疲れるし、字の形が同じでつまらない。ふと絵も挿入できない。

なにより、こういうノート片手にやってるのがカッコいい。喫茶店で、隣の女性にチラ見されたい。この気分自体が園田だから、なお良い。出会いの妄想が広がる。
「園田の他者への向き合わなさ」という気づきも、こういう妄想から見つけたし、ノートに静かに向き合うことが、自分の内面に光を当てるトリガーになった。

実は、人と人のコミュニケーションのことは、ここ数週間の僕のトピックだったことを思い出した。

いわゆる「つのだ惑丸戦争」ー僕のちょっとしたからかいから、マンガ家仲間の惑丸くんを怒らせてしまった事件ーから、つのだ秋野バトルでの自分の感情、その前後のコミュニケーションのちょっとした変化、僕にとっては、どんなマンガのスキル授業よりも、身になる体験だった。
コミュニケーションが深くなる瞬間には火花が起きることもある。そこで当事者になるか?離れた部外者であるか?人生で何度そういうことが起きたか、起こさずに平穏になんとなく生きた時間にどれだけの意義があったのか、、、、

そういう思考をたどって、園田のキャラクターについて深めていった。

そして、園田が出会うキャラクターがどれだけ深まっていくかは、「園田がそのキャラクターたちをどれだけ深く知っていくか?」ということとリンクするんだと思った。

そういう点で、「りさこのルール」に客観カメラはなく、
園田の「人や世界への理解度」が画面を豊かにしていく話だ。

というわけで、今日は会社を辞めて、つのだふむとして独立して初めての「確定申告」なるものにとりかかるが、ひきつづき思考は続けていこうと思う。
それが「ダイブ」になっているかはわからないけれど。

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<今日のスケジュール>

9時−9時30 note

9時30−10時 洗濯、掃除

10時−11時 りさこネーム 

11時−12時 実家へ

13時− 父と確定申告作業

残りの時間でりさこのネーム


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