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僕は、舟に棲みたい。

ふむダチのみなさん、こんにちは!週刊楽屋ばなし⑰。
つのだふむです。


◯まずはお知らせです。
LINEマンガでは完結し、現在はcakesでのみで連載中の「りさこのルール」。

現在、2巻まで電子書籍で発売しているのですが、

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3−5巻発売に向けても準備してます。

例えばこんな表紙のラフを作ったりしてます。▼

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、、、、何かに、気づきましたか?
コルクスタジオは、本当に、自由です。すでに世に放たれている作品をアップデートしていくことに関して、躊躇がありません。連載時も、原稿を差し替えたりを何度かしました。これが、印刷物ではないということの柔軟さなのかもしれない。(もちろん人が動いているので、簡単だ、とは言えません、、大変なことです!)

というわけで、
マンガ「リアル・ユー」3−5巻の発売をお楽しみに!!


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◯先週お伝えした、日々の創作。続いています。▼

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ゆるりと、ほぼ毎日。ほぼ、というのが大事で、毎日絶対続ける、というところに重心を置いていないから、楽しむことをじっくり味わっている。この結果として、楽しすぎて気づいたら完全毎日だった、というのが、本当に良い創作かもしれない。

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◯僕は、舟に棲みたい。


「舟に棲む」というマンガがある。

川釣りが好きな男が、やがて家に帰らなくなり、小舟の上に住んで魚を釣り続けるようになる話だ。
淡々とした描写で、家庭や俗世を捨てて仙人のようになっていく男が絶妙なリアリティで描かれていく。

最近、新連載のことを考えるとき、昔読んだこのマンガが頭に浮かぶ瞬間がある。まだ、その理由ははっきりとはわからないけれど、生きる価値観が変容していく様を描きたいと思っているのかもしれない。
この物語の主人公は、存在を俗世から消していくのだ。
そこがすごい。

僕自身は、生まれてから今日までずっと、俗世の価値観に縛られながら生きている。どんな御託を述べようと、ここのnoteやTwitterでの発信だし、
少しでも存在を際立たせたいと思っている。
評価や名声が欲しくないと言ったら、嘘だし、俗世に生きるからこその不安も人並みにある。
だからこそ、他者にも、自分にも向けて、本当にそうか?という作品を作りたくなる。

僕は、ほとんど誰にも知られずに、けれども自分の人生をかっこよく生きている人のことを描きたい。無名人。有名、無名という俗世の価値観から離れたところにある美学を描きたい。なぜなら、いま僕がそれを一番かっこいいと感じているからだ。

幽遊白書の最終巻で、有名S級妖怪の三つ巴の中で、突然無名の妖怪たちが「実はものすごく強く」、戦闘に参加して有名妖怪たちを圧倒するという突然の描写がある。
その無名妖怪たちは、有名妖怪を圧倒する中でもキャラとして「無名感」を貫いていて、今僕はほとんどその妖怪たちを思い出せない。ただ、そういうシーンがあった、という記憶になっている。「こんな奴ら、、今までどこにいたのだ!?」という有名妖怪の言葉が面白かった。有名人だけで世界はできていないよ、という当たり前だけどみんなが見逃している価値観があった。

かつてSNSは、才能があるのはテレビに出ているタレントだけじゃないぞ、と、無名人にスポットを当てた。けれども時が経つと、TwitterもインスタもYouTubeも、テレビの代わりの場所になって、無名な人はそこでの有名人になった。
有名か無名か?の価値観は変わらぬままだから、そうなる。

SNSも何もやっていない、発信には興味のないものすごい無名人はまだまだいる。その人を有名にするぞ、ということではなく、有名無名とか、どうでもよくない?という感じの価値観に、今、思いがある。


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今週から、この先の有料コーナーでは「4コママンガ」を載せます。

新連載「世界最強のエンジン男(仮)」のキャラクターが立ち上がってくるまで描くのです。りさこのルールの時も、そのやり方でした。

4コマの可能性はすごい。

・4コマで端的に表現できない場合

①4コマでは伝えるのが本当に難しい→故に長編ストーリーを描く。

②4コマで描けるのに仕上げきれていない

③そもそも伝えたいことが決まってない

このどれかなんじゃないかっていう。

そのくらい、4コマというのはすごい完成された様式だと感じます。

この続きをみるには

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ここでは、毎週金曜日更新で、 LINEマンガで連載中の「りさこのルール」の最新ネームを先行公開していました。現在は連載準備中の「クレイジー…

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つのだ ふむ

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うわあ、めっちゃ好き!!
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マンガ家。cakesとLINEマンガで同時連載→「りさこのルール」/ 新連載準備中/ コルク所属 LINEマンガ「りさこのルール」▼https://manga.line.me/product/periodic?id=Z0000730