創作記録01表紙

日常。

私は毎日「CLOUDMAN-さわれぬ日々-」という、動く漫画「漫動画」の連載を続けている。

サンディ株式会社という、仲間と一緒に2015年から立ち上げた会社でディレクターとして働きながら、

スキを見て新宿のオフィスで、西荻の自宅で、阿佐ヶ谷の噴水広場で、地下鉄丸ノ内線の中で。

ようするにどこででも作っている。

パソコンと紙とペンさえあれば、どこででも作れるような形式を目指した。

日常の中に創作を埋め込んで、走る手を止めない手法である。


私は2015年の夏、渋谷のユーロスペースで一週間ばかり上映した処女長編映画を最後に、映画を撮っていない。

動員は連日ほぼ満員だったので、すぐにでも次回作を撮りたかったが、

結局次に繋げることができなかった。

積み重なる企画書の山。山!

ここぞという大きいコンペにも出してみるが、まったく通らない。

昔はいくつか賞を獲ったけどな、という超情けない見栄ハリーポッターだけが自分を守った。

そうして日常は過ぎていく。当たり前だ、日常は過ぎていくものである。

幸運にも才能ある同年代たちに、新会社設立メンバーに呼んでもらえて、

私の日常はワンランク素晴らしくなったが、忙しさもツーランク上がった。

「オリジナル作品を作りたい」「作るチャンスをゲトらなければ」

 こんなにも高速で過ぎ行く日常で、企画書を書きながら、そんなことばかり考えているのが、ふと馬鹿らしいと気づいた。

「いやもう、勝手に作りはじめればよくない?」

ついに私は幸か不幸かその境地に至る。

もともと自主的に作品を作ってきた20歳の自分が、30歳に到るまでの間に、ようやく商業ベースに指先をひっかけていて、次の一手は前回よりも規模の大きい商業作品なんだと、自分で決めていた。

その観点で見るともう、

「いやもう、勝手に作りはじめればよくない?」

は戦略失敗、撤退せよ、一から出直しだ、、、というだけの話である。

それでも私は、作れないフラストレーションが勝った。

そして2017年、6月。

いま、すぐ、スタートさせるオリジナル傑作を作る決意をして、

ある門を叩く。

(つづく)


 ここに到るまでのライフスタイル角田時代含めた私の経歴はいろいろとありますが、長くなるのでゆっくりちょこちょこ創作記録にからめつつ書いていきます。


「CLOUDMAN-さわれぬ日々-」は

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