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マンガのコマ運び、その上手く行ってない事例。(運命のリフォーカス最新修正ネーム)

今週も佐渡島さんとの打ち合わせで話したことを文字起こしして、整えたものをnoteにしたためました!制作中のマンガのネームについてのかなり細かい内容なのだけど、読んでもらえたら嬉しい。(※ネームは最後に貼ります)

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「運命のリフォーカス」の細かい直しをしていってるんだけど、
先週佐渡島さんから指摘があった「冒頭のナレーションが星哉の心の声に聞こえてしまう」っていう問題をまず直すところから始めました。


前回のネーム▼

なんでだろう?と考えて、
ナレーションの言葉が星哉の顔のコマのそばにあると、
星哉の声に聞こえちゃってんのかもと思い、その位置を変えてみた。

あとはフォントを変えるっていうこともしてみた。
横書きだったものを縦書きにもして。あ、あと、鍵括弧もつけてみた。

最後のナレーションも、全部の絵が終わって、暗くなった後のタイトル前に入れることで、
なんか空間からちょっとふわって離れた感じにしなるかなっていうのを試した。

もっとね、吹き出しのデザインとか、フォントのやり方でも、ナレーションの感じを出せるんだろうなと思いつつも、一旦それはそこで切り上げて。

んで、その後。

佐渡島さんが前回、
病院の外から室内の受付の中に入ったタイミングがちょっとよくわかんないって指摘してて。
僕としては、元々入口のドアの内側にいるから空間としてはずっと室内なんだけど、それが絵で伝わってなかったのかなと思って、
自動ドアの絵とかは書き足したんだけど。

ただ、今日の打ち合わせで話した、 このあと力が出てくる場面に全てが繋がるための数コマだとすると、、、。

「場所がどこだ」っていう情報だけじゃなくて、
今、目の前で起きた、死んでる人がこの後すぐ病院内で出てくるんだぞっていう緊張感とか予感っていうのをここに入れるべきなんだっていうことに今気づいた。

ここをそういう2、3コマにするんだっていう風にそもそも言語化してなかった。だからそういう絵が描けるわけがない。

この3コマですら、さらに次の力が出てくるために繋がってるコマなんだって意識が弱かったなと気づいた。

星哉が病院にいて、薬をもらいに来たんだっていう情報だけを俺が説明しようとしてる数コマになってた。だからここの数コマで、実は面白さの速度がすごい落ちてるんだよな。

冒頭の事件の緊張感と、その次の、力が見つかるまでの間がつまんない数コマになってたなっていうのを今日 発見した。

じゃあそこにどんなコマを入れるとコマ運びとして緊張感を保ったまま次のシーンに繋がるかっていうのをやるんだ。

では、そのネームがこちら。▼

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地方移住したマンガ家とその家族が、日々の生活で何を思い、何を創作し、どう暮らしているかがわかります。

出会いをぜんぶ、マンガにする。 自分の生活と、どんな出来事も味わい、マンガにしていくマンガ家の日々の日記と、移住した糸島での暮らしを描いた…

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