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映画「書くが、まま」大鑑賞会

小学校時代に作った、およそ初めてと言っていい作品のタイトルに「冒険」がついているー。
そんな共通点により結成された「大冒険会」のメンバーである映画監督上村奈帆とプロデューサー林健太郎の最新作「書くが、まま」を、大冒険会で肩で風を切りながら観に行く。

トップ画像をみてもらえればわかるように、結論から言えばすごく最高の時間を過ごした。とにかく観た直後に語りたくなる部分がたくさんある映画であり、出口に向かいながら僕と羽賀さん、手石さんのマンガ家トリオがやんややんや感想戦をはじめてしまい、離れた席から見ていた広屋さんが「いや話しはじめるの早!」と若干引いていた。羽賀さんは「これでも言うのタメたほうだ」と引かない。
夜遅い上映だったため、ロビーで上村さんと話すことができずに追い出され、しかし「いまこの熱で映画を語りたい!」という熱き思いから、我々ははなの舞に飛び込んだ(およそはなの舞とは言い難いだらしない動きの連中だ)。

上村監督と、スーパー助監督、カメラマン2人も来てくれて、僕は終電まであれやこれや映画創作秘話を聞いた。

羽賀さんと手石さんが言っていたが、こんな風に直後に感想をぶつけられる上村監督の人柄は素晴らしい。

映画は本当に、「すごいな!」と思うものだった。辻褄とかリアルとかよりもこれを描きたいという衝動で繋いでるシーンが面白かった。そしてキャスティングが素晴らしい。観てられる。ちゃんと映画に入れた。主演2人はもちろんいいし、脇を固める助演もキャラが立っている。とくに、いじめっ子のコンビが最高だ。顔も芝居も。描き方も、平面的になりそうで立体に仕上げる丁寧さにうなった。これは賛否両論ポイントなんだろうけど、えっそういう展開?!という展開が訪れる。なにかうっすらジャンルの軸をずらされたようなこの感じ、感情曲線を通常の数倍にしているような感じは「君の名は。」みたいだった。言い過ぎかもしれない。でも入り口と出口での映画の印象のズレは面白いものだった!そして、大冒険会メンバーたちによるそれぞれの感想がとても面白かった。あー映画はここまでがセットだな、と思った。、、、いや、ぼくのこのノートもセットだし、これからのこういう口コミ全てがセット。作って世に出せば、なにかが起きる現象そのものが、作品だ。

池にどんなものでもいいから放る。そしたら波紋が起こる。ぼくも放っていこう、と思ったのだった。

昨日映画観に行く前に薄暗いクリスマスの黒歴史マンガを放ったので、波紋感じてー〜!


#映画 #書くがまま #MOOSICLAB #エッセイ #日記 #マンガ家

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つのだ ふむ
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