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マンガの「中」に入るよりも「外」をなくす話。


こんにちは!つのだふむです。
初めて来てくれた人、ありがとうございます。
ここは、マンガ家である僕が色々と創作の裏側や日常や記録を振り返っていく場所。

こちらのnoteをザクっと読んでもらうと、より読みやすいかと思います!▼



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さて、今日は、まず、僕がだいぶ前に描いたこちらからご覧いただきたい。▼

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、、、これは昨年、マンガ家仲間内で「励まし合うとはどういうことか」という議論から、「マンガの外・中」の話をした時のことを記録したマンガだ。

しかし、最近僕は、マンガの「中」にいるというよりも「外」というものをなくす、ということなのではないか、と気がついた。

そう考えるきっかけは色々とあったのだけど、特に直近、感動する出来事があった。
僕の大学からの友人で、イラストレーターをやっているKOくんという仲間がいる。彼は福島県出身で、僕も父が福島出身で、よく福島に遊びにいっていたので、福島話でよく盛り上がる間柄。
福島は「喜多方ラーメン」が有名だが、実は東京にほとんど進出していない「白河ラーメン」と呼ばれる、至高のラーメンがある。
僕とKOくん、そしてSNくん(彼も親が福島出身)は、会うたびにこの白河ラーメンの話で盛り上がる。(僕は日本で一番好きなラーメンが、福島にある白河ラーメンのとある店だ。)
ある日僕は、その店のことをtweetしたのだけれど、そしたらKOくんは、自宅に僕らを招待し、ゼロから自作した白河ラーメンを振る舞ってくれたのだ。
スープはもちろんのこと、手打ちのちぢれ麺から、奥さんと一緒に、自分らで打って作っていた!笑

それがとても美味しく、僕は感動とともに、ものすごく嫉妬をしていた!

「なぜ自分は、そんなにも白河ラーメンが好きで、食べたいくせに、東京じゃ食べれないと連呼するばかりで、自分で作ってみようと1ミリも思わなかったのか?」

彼のありようを見て、僕は痛烈にそう思った。最高にクリエイティブだと思った。

「これも創作につながるかも」とか、そういう前提ではないところで、純粋に僕を楽しませようと、そして自分も楽しみたいと、彼はラーメンを試行錯誤しながら作っていた。

これは完全に負けた、と思った。僕は、作品で悔しいと思うよりも、その人のあり方に、悔しさや尊敬を得るのだなとも気づいた。

、、、このことが、僕を「マンガの外とか中とかじゃないな」と思わせた出来事だ。
全て、繋がっている。生き方、どうあるか?なのだ。外や中という境界などなかったのだ。「ずっと中にいる」とかじゃない。全ての時間を、どう豊かに、工夫して、この人生を味わって生きていくか?それがすべてだった。
身近にいる佐渡島さんや師匠も、そのあり方の豊かさに尊敬の念が止まないが、同世代の仲間からその波動を受け取ると、全く違う刺激となって僕を襲った。

僕の行動が、これ以来すぐに変わったかといえば、まだそんなこともないが、これからの人生、どうありたいかということを改めて考えることになった。

今の僕の結論は、マンガの外・中、という概念を「なくす」というのが最高にクリエイティブな状態!


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この形式で2コマまんがしてみた▲


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出会いをぜんぶ、マンガにする。 自分の生活と、どんな出来事も味わい、マンガにしていくマンガ家の日々の日記と、移住した糸島での暮らしを描いた…

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