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Twitterにアップしたマンガをたくさん読まれた夜のnote

ふむダチ(濃いつのだふむファン)の皆様、こんばんわ!
今日は予定を変更して、

ちょっとこれ見てください!

久々に大きくバズり中です!

ふむダチの皆さんなら、「このマンガが今更!?」と思ってくれるかもしれない。
「りさこのルール」としてLINEマンガ、cakesで連載していて、明後日4/25に「リアル・ユー」としてタイトルを変更して全5巻電子書籍で一気に発売する、僕の童貞作。そのあるワンシークエンスを抜粋したものです。

連載時、LINEマンガさんにもかなりいい場所を用意してもらってスタートしたマンガでしたが、8ヶ月の連載は、かなり細々と、それはそれは細々と週刊連載し、しっぽりと終わっていきました。cakesさんでは結構じわじわと読んでもらえて、上位に入るようにはなっていましたが、先日最終回を迎えてからは、やはりしっぽりと消えた印象です。

しかし、この時代は何度でも作品は息を吹き返すと信じて、しつこく僕は、見せ方を変えて発信していこうと思っていて、今回もその一端です。

今回は読者の想像力を信じて、思いっきり断片を投稿してみました。エピソードの前提もキャラクターも何もかもわからなくても、ふと目に入ったニュース映像や、テレビをつけたらたまたまやっていたドラマは、面白ければついみてしまうから。映画の予告編も、面白ければ本編を想像するから。そのようなものを目指した。

4/25に、電子書籍が発売するので、この断片を読んで「なぜ彼は刑務所に入ったのか?」「なぜ恨まれているのか?」「彼はどんな人間なのか?」「これはどんな物語なのか?」を気になった人に電子書籍を読んでもらえたらと思う。



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昨日から今日にかけて、新作のネームを打ち合わせしながら作っている中で、また一段階マンガについての理解が深まるような会話があった。とても嬉しいことだ。理解が深まるほど、マンガが本当に、難しいもの、超絶技巧の建築物を作ろうとするようなことに自分は挑んでいるのだと、改めて気づいていき、それも嬉しくなった。

僕が今、マンガでモデルとして描いている一流の人間が、こんなことを言っていた。

「自分が挑戦していることの価値をわからせたいけれど、その価値が証明されてしまったら、もう半分ゴールしてしまった感じになり、寂しい気持ちになるのかもしれない」。

この人に限らず、一流の人間は、皆このようなことを思いながら挑戦している、とてつもない高みにいるのだと思う。すぐに証明できるような価値には挑まないし、困難こそを求めて挑み、困難をクリアした後の虚しさを胸に抱きながら、やっているのだと思う。

僕もそんな高みを目指して一歩ずつ創作していこう。


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あと、
僕が今一番嬉しいと思うのは、僕の作品や創作の過程を見て、自分もやってみたい、と何かをやり始めてくれたりすること。自分を何かで表現すること、頭の中のことを目の前に出現させること、これは、本当に、全人類がやったらいいと感じている。些細なものでも、なんでもいいから、それをやってみる人が増えていくことが、僕は嬉しいです。もし僕を見てそれをしたくなったならば、つまりそれは、僕のやっていること、生み出すものが、真似したくなるほど楽しそうに見えているからかもしれないから。

そういう思いもあり、noteでは作品よりもこういう創作の裏側を書いている。

10年以上前、僕が映画監督志望のフリーターの頃、大学時代から付き合っていた彼女に言われた言葉がある。
僕がいかにも作家然とした態度で、映画の脚本に行き詰まって「うーうー」などと苦悶していると、不意に彼女はこういった。

「せめて楽しそうにやってよ」。


この言葉は今も僕を心を貫いている。

自分で選び、自分で勝手に好きな道をゆく男が、何を勝手に辛そうにしているんだと。やめてしまえよと。本当にその通りだ。ぐうの音も出なかった。

それ以来、僕は、創作は楽しいからやっているものであり、辛かったりきついのであれば一刻も早くやめるべきだという気持ちでやっている。少なくとも、辛い姿などを見せてやるものではない。ただ、一度だけ週刊連載の途中で徹夜しすぎて精神が参った時に、このnoteで弱音を吐いてしまったことがあり、今も反省している。創作が辛いというつもりはなく、生活バランスをどうにかしたいという意図だったけれど、それは言い訳だった。その時怒って注意してくれた師匠には今も感謝がやまない。



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このnoteを毎週読んでくれているふむダチの皆さん、課金してマガジン登録してくれている超ふむダチの皆さんに、「おー、ついに世間に知られて来たか!」という瞬間を何度も感じてもらえたら嬉しいので、近い将来そうなるように、日々コツコツと爆弾を作っています。

美しい炎の爆発を目指して、今日もやっていきます。最後まで読んでくれてありがとうございました!

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4/25「リアル・ユー」1−5巻同時発売(電子書籍)


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地方移住したマンガ家とその家族が、日々の生活で何を思い、何を創作し、どう暮らしているかがわかります。

出会いをぜんぶ、マンガにする。 自分の生活と、どんな出来事も味わい、マンガにしていくマンガ家の日々の日記と、移住した糸島での暮らしを描いた…

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