見出し画像

すべての人にプロフィールムービーあり

こんばんわ、ふむダチ(濃いふむファン)の皆さん!いつも読みに来てくれてありがとう。

最近は、やりたいなと思ったことをメモしていて、今度これやるぞ、今度はこれ、というストックが溜まっている。僕の中で、そのアイディア全てが名作なのだけれど、目の前に描き出して見なければ、実のところはわからない。やってみると、だいたい駄作だったりする。「俺の頭の中には色々名作あって、ちょっと時間がなくて作ってないだけなんだ」ということにしておじいちゃんになりたくないので、駄作をたくさん目の前に出して、それを傑作にしていくこと。それが僕が今、やっていこうと思っていることです。

ーーーーーーーーー

◯すべての人にプロフィールムービーあり

コロナで去年、延期したのだけれど、1年越しの明日、親族だけで結婚式を挙げます。幸い、晴れで、気温もちょうどいいらしく、嬉しいです。世の中は、またコロナが激増していて、こんな状態ではあるけれど少人数の親族だけででも挙げることにして良かったと思っています。
結婚式を挙げるための準備で、色々と人生を振り返りました。特に、プロフィールムービーを自分で編集したからですね。僕はこれまで、友人知人、仕事でも、たくさんプロフィールムービーを作ってきましたが、とうとう自分を編集するとは!でも、こう思いました。結婚式のプロフィールムービーは、やるなら誰しも自分でやるべきことだと。
自分のことを大きく振り返ることなど、そんなにないと思います。僕はマンガを描いているので、結構頻繁に振り返るけれど、それでもこのプロフィール振り返りは、新鮮だった。業者に任せたり、友達に任せたりする人もいるけど、いやいや、それを自分でやることに意味があるんだよ、と今更ながら言いたい。映像技術なんて全くいらないのだ、プロフィールムービーは。ただ並べていくだけで、いい。見る側は、その写真からたくさんの情報を読み取る。その写真だけで、物語を感じられる。自分がその物語を読みながら、映像でどう並べていき、今につなげるのか。もし、プロフィールムービーを作るきっかけがあったら、絶対に自分でやることをお勧めします。
結婚式とか、葬式とか、古くからある「儀式」というのが、なんのためにあるのか?僕は、今回の準備を通して、この「儀式のための準備」にこそ、その真髄がありそうだな、とすごく思いました。

最近は本当に、マンガを描くことそのもの以外にこそ、創作のヒントを探していて、マンガを描くことには、生活や、生きるヒントを探しているように感じます。

思考のあり方というか、常に色々なことを色々なことにつなげようとする感じは、僕が毎日、日記的な振り返りや雑観を記録していることが、一つ影響しているかもしれません。

今日は、明日の結婚式に体調を万全にするために、もうおやすみ体制に入ろうと思うので、この辺で筆を置きますね。その代わり、僕の直近の日記を載せます!
ぜひ読んでください。

▼まずは今週の抽象画のコーナー。

画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

ーーーーーーーーーー

次は、日記の一部です。▼

4/3
田中邦衛さんが亡くなったと聞いて、ショックだった。「北の国から」はつのだ家では必修のドラマで、テレビの再放送や、レンタルビデオで、何度か全編をみた。同じキャストを使い続けて文化や社会問題、変わらぬ人間の問題を描き続けたモンスタードラマだ。家が火事になるシーンのスペクタクル、主人公が北海道から東京へ出るとき、五郎から受け取った泥だらけの便箋を開けるシーン、彼女がアダルトビデオに出ていると知るシーン、、、僕の原体験に深く突き刺さる名シーンの数々。特に泥だらけの便箋のシーンは、感涙しない人はいないのではないか、と思うくらい感動的なシーン。本当にそこにこの人たちがいると思っているから、別れのシーンが本当の別れのように感じることができた。
このドラマの功罪は、役者たちにとってこのドラマが本当の物語のように見えすぎて、なかなか他のドラマでキャラを演じきれないことだなと思っていた。特にじゅんくん。ドクターコトーをやっていても、僕はやっぱりじゅんくんに見えていた。
だから田中邦衛さんが亡くなったと聞いて、じゅんくんたちの顔が浮かんだ。

一番最後の北の国からとなった「2002遺言」は、地井武男さんのエピソードがずっと胸に残っている。彼の奥さんが亡くなるエピソードがあるのだけど、地井さんが涙を流すシーンが、あまりにも泣きすぎていて、すごいな、と思っていたら、実は本当に直近で地井さんの奥さんが亡くなっていたからで、それを聞くともうそのシーンは直視できなかった。脚本はもともと決まっていたから、たまたまなのだけど、ドラマとはなんだろう、演じるとはなんだろう、と思ったことを覚えている。僕も、物語の中で誰かが死んだり、いなくなったりするエピソードを描いているけれど、本当にそういうことが自分に起きた時、逆にそのことを描けないかもしれない、と思った。迷ってしまいそうだ、と思った。「北の国から」は、現実とドラマの交錯を常に感じさせて、今僕に色々な想像をさせた。
「北の国から」を濃縮したような「6歳のボクが、大人になるまで。」という映画が大傑作で、劇場で見てしばらく椅子から立ち上がれなかったので、ぜひみてほしい。僕はよくマンガを描く前に、ガソリンがわりにこの映画の予告編を見ます。
(今日の振り返りは人生スケールの振り返りとなりました)

、、、他にも日記を載せようと思いましたが、思いのほか長いnoteになってしまいそうなので、今回はこのくらいにしておきます。

ーーーーーーーーーーーーーー

◯twitterで描きおろし連載している短編SFマンガ「見えたらつらいものが見える」

脳内では名作なんだが、いきなり描き出してみるとさすがに色々としんどいな、と毎日思うと同時に、こうすると良くなりそうだな、ということを考えることを楽しんでいる作品です。一度最後まで描いた後に再編集、再構成、キャラクターを描き直そう、と1人で計画しワクワクしている。もうすぐ完結。▼


ここから先は、有料部分にて5月から連載開始予定の「ザ・クレイジー(仮)」第4話のネーム先行公開です!まだブラッシュアップ中ですが、読めるところまでは来ている、というものを先行公開しています。ネームの旅は、長いものだな。
5話がまだできていなくて、来週の先行公開には確実に間に合うようにできていないとやばくなってきた!

近々、ホリプーの絵も紹介していきたいと思っているので、これからも楽しみにしてください!

続きをみるには

残り 0字
地方移住したマンガ家とその家族が、日々の生活で何を思い、何を創作し、どう暮らしているかがわかります。

出会いをぜんぶ、マンガにする。 自分の生活と、どんな出来事も味わい、マンガにしていくマンガ家の日々の日記と、移住した糸島での暮らしを描いた…

ふむダチのみなさま、ほんのひとつのいいねやコメントが僕の日々の力を倍増させます!ありがとう。サポートなんてされた日には、昼飯にプラス100円でオプションのおかずつけちゃうくらい気持ちがはずむよ。ふむダチに見てもらえてるということが元気玉になる。!