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言葉をなんのために覚えるか

こんにちは、ふむダチ(つのだふむの濃いファン)の皆さん!
更新が遅くなってしまいごめん。先週のnoteはたくさんの人がいいねしてくれて、noteを定期購読してくれた方もいて、とても嬉しかった。

まずは、今日一つ嬉しいニュース。近況報告、一点だけ。▼

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cakesのデイリーランキングで「りさこのルール」
念願の1位獲りました!

やった!!いつも2位までが限界だった。今日ついに。残り8話くらいで、ついに。

これから毎週1位とれたらいいな。


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唐突に最近描いていてる絵を並べました。

とにかくマンガ家は(僕は)ネームでものすごく頭を使います。頭が熱々になり、へとへとになります。その後、無心で絵を描くと、すごくクールダウンできます。そんな風に、自由に描いた絵たち。先ほども、ものすごく頭が熱くなるネームを一本描き終えたところで、一発、最後の赤い絵を描いたところです。
感情の抽象画で、自分でもなんでこの絵なのかは感覚です。

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◯言葉は何のために覚えるか

僕の奥さんが、最近中国語を勉強している。急にだ。とても面白い。いつか台湾に住みたいからかもしれない。その様子をそばで見て、色々聞いたりして、ふと思う。
「言葉を習得しようがしまいが、人はいろんな思いや感情やアイディアをすでに持っている。でも言葉を覚え、駆使しなければ伝えることができないんだよな」

超当たり前のことだけれど、あらゆる創作も、そのままそうなのかもしれない。

僕の脳内には鳥山明やスピルバーグやフェリー二を超えるイマジネーションがあるかもしれない。しかし、伝える言語を習得していない。彼らが哲学者の言語力だとしたら、僕は0歳児だ。 
そして言葉を覚えるほど、新しい発想や思想も生まれる。言葉を覚えていない段階では、あらゆる点で、スピルバーグを越えられないだろう。

僕は今、単語や文法を学び、自分のイマジネーションを100%伝えられるようになるための旅をしながら、学びによって新しい発想もできるようになりながら、
おのれの1イマジネーションが100%発揮できるようになった暁に、スピルバーグたちに勝てるかどうかの腕試しに挑もうとしている。間違いない。

だが。

同時に、こうも思う。
言語がなければ、何にも伝えられないのか?
いや。
ジェスチャーや顔でも表現できる。パッションを持って「伝えたい」と思えば、言葉なくとも伝えることができる。いや、むしろ「パッションがなく言葉だけ巧みな人」よりも、伝える力が強いこともある、という考えに至った。

あまり綺麗に纏っていない文章かもしれず、恐縮なのですが、
僕は言葉を学ぶ大切さを重んじつつも、「言葉さえ覚えれば伝えられるんだ」という考えは捨てようと思う。言葉は大事だが、大事なのは言葉を駆使して伝えたいイマジネーションと、それを絶対に伝えたいという情熱だ。
日本在住のアメリカ人の友達が、こう言っていた。「日本の人は文法ばかりを気にして喋ろうとするから、全然上達しない。文法や発音など間違っていたって、伝えたい感情があればコミュニケーションできるし、それによって上達していくのに」
これはまさに創作にも当てはまる。技術ばかりを勉強して、そこを鍛えあって立ち止まっているより、伝えようとするコミュニケーションや、伝えたい情熱の方を重視した方がいいはずだ。

これは作家の思想、意識の持ち方で変えていけるはずだ。
すごく真面目な話になってしまったかもしれないが、僕は言葉が間違っていたとしても恐れずにコミュニケーションをとるスタイルでいきたい。

そういう思いもあって、思いのまま描いている抽象画を、文章の前にバーッおいた。

ここから先は、新連載「コミネザ・ワールド」のネームと、「りさこのルール」改め「リアル・ユー」の新刊の表紙のラフをここだけで紹介。▼

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地方移住したマンガ家とその家族が、日々の生活で何を思い、何を創作し、どう暮らしているかがわかります。

出会いをぜんぶ、マンガにする。 自分の生活と、どんな出来事も味わい、マンガにしていくマンガ家の日々の日記と、移住した糸島での暮らしを描いた…

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