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つのだふむ動静2018年5月13,14,15日

日曜の朝出発、火曜日まで休みをもらって「女とのプライベート旅行」を発動。ギュイギュイギュイ!香川県へ。これは帰りの飛行機で書いている。飛行機に乗るのはずっと好きではないが、近頃は乗る機会も増えてきて、慣れてきた感もある。うどん王国に行くので、行きしなの羽田空港にて「基準ぶっかけうどん」を食べる。わりと上手くて焦る。大丈夫だろうか。
という心配を即座に吹き飛ばした、坂出(さかいで)の八十場駅から少し歩いたところにある「てっちゃん」といううどん屋。

食べた瞬間にうますぎて笑ってしまい、少しうどんを吹き出してしまった。(本当) こんなに違うの!? どうせ、やけにコシがあって、かたさで美味しい風な感じかな〜と思っていたら、むしろ柔らかく、しかしもっちりとしていて、いい香りがする。そして麺が長い。オプションのレンコン天も激ウマ。一瞬で食破(しょくは)。
その後、東山魁夷せとうち美術館へ向かうバス乗り場へ行くも、時間が迫りつつ場所がよくわからないので交番へ。しかしオマワリが「美術館への、、、バス、、、?」というまさかのリアクション。地図をおっ広げて、おれでもできることをやりながら調べ始めてるあいだに窓の外から出発進行したバスを見送る。そんなに珍しい質問?過疎なの?ガチ過疎なの?人来たの数年ぶりなの?憤りながら、タクシーをつかまえて向かう。最初はぶっきらぼうだったタクシーの運ちゃんも、会話するうちにノってきて、色々教えてくれる。彼が見せてくれた「こっち側から行かなきゃみれない」という瀬戸大橋の姿は、僕のこの旅でのベスト風景。へたな写真じゃ伝わらない。

東山魁夷をサラッとみて、宿へ。その後、香川のうどんにつぐ名物という「骨付き鷄」を食べた。美味しい。
夜、宿のそばに妖しげな大風俗街を発見し、少し探検。暇そうなキャッチが棒立ちしていた。(彼女が居なければ、風俗街に消えていったであろう。)雨とはいえ、日曜なのに本当に街に人が少なく、心配になった。
翌日は栗林公園に行き、「緑の暴力」とも言いたくなる緑をみて、近くのうどん屋へ。ここはおいしいけど、「てっちゃん」の基準ができている僕には少し普通だった。

その後フェリーに乗って豊島に行くつもりが、乗る予定のフェリーを逃してしまい、高速船で小豆島経由で豊島へ行くことに。小競り合いが勃発しかけるが、結果、小豆島でめちゃくちゃうまいうどんを食べることに成功。失敗は成功のもとって、こういうことか、と「ちゅるり」と納得。

豊島のレンタサイクルで電動自転車を借り、アート巡り。アートも良かったが、電動自転車に初めて乗ったので、それで島をまわるのがすごく楽しかった。アートのことはだいたい割愛するが、内藤礼の「母型」はとても面白かった。暇だったらずっといられると思う。

帰りの港で猫がめっちゃいて、猫と遊んでたら急に猫たちが一斉に車に向かって行き、集団自殺かと思ったら、「猫じい」の登場だった。とてもウケた。

夜、もう一軒うどん屋に行って3食うどんコンプリートしようとしたが、そこが営業終了してたので、ふつうに中華食べた。そこでも骨付き鶏があったので、一応食べた。

最終日は朝から一発、駅前のチェーンぽいうどんでうどんをキメて(うま!)、直島へ。香川へ行くということは、基本は島へ行くことと知る。フェリーから見える瀬戸内海の景色は、ベタにとても良い。ここに住んだらどうなのだろうと、2秒くらい考えた。やっぱりおれ東京好き。旅行だから良いんだな。
地中美術館、家プロジェクトをみてまわる。どれも素晴らしく堪能したが、正直ちょっとアート疲れ。色んな人の色んなアートをいっぺんに見てまわるのも考えものかもしれない。家プロジェクトの杉本博司の作品がインディジョーンズみたいで凄く良かった。

帰りの空港で、ラストうどんをキメる。うますぎる。香川旅行は、ベタだが、本当にうどんがうまいということを知れた。もはやうどん中毒患者。うまいと有名で、うまいと期待させ、期待を超えてマジでうまい。
おれもそんな作家になろう。
香川のうどんのような太くて柔らかいけどコシがあり、どこまで続くんだという長い存在ね。
香川のうどんのように長い文を最後まで読んでくれてありがとう、親愛なるふむダチのみなさん!ぼくのTwitterはこちら。ぜひフォローしてね!!

#日記 #エッセイ #漫画家 #旅行

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