はい、じゃあ、今週の振り返りをしたいと思います。
いつものように、佐渡島さんとの打ち合わせで話した音声を文字起こししています。▼


先週、「ふむくんがなんで漫画描いてるんだろうね」っていう佐渡島さんの問いかけがあって、で、それが、僕、ちょっと言葉に詰まって。

その核心部分が入ってくると、この漫画がもう最後の仕上げというか、目が入るみたいな感じで言われて。

その場でわかんなかったから、日曜日に自分で1時間ぐらい1人語りっていうかね、自分インタビューを録音して。それをnoteにまとめて。▼

話しながらね、な、なんかこう、自分の4歳ぐらいの記憶から振り返っていって、
喋った内容をちょっと整えて、ノートに文字起こししたりして、で、それを佐渡島さんとかゆっきーさんに読んでもらって。
で、そのnoteの何かが取っかかりになって、2人が会話をしてくれて。

そういうのをね、踏まえたら、今週、そのネームの進み方というか、描け方がすごい変わって。

佐渡島さんからも色々いいアイデアをもらったりとかしたんですけど。
冒頭のね、言葉も、なんか本当に自分が、 うん、自分のウォントっていうかね、人生をどうしたいかっていうのはこういう言葉かもなって言葉の断片が出てきたりとか。

あと、昨日ネームを途中まで描いて思ったのは、
出来事、受動的感情、能動的感情で色分けしてネームを作ってく中で、能動が足りないってことがわかって、能動を入れていくことによって、リズムがすごい良くなっていってるんだけど、
その能動的感情っていうのが、例えば、もう、そのね、水を飲みたいっていうこととかもウォントで、とか、あっちに行きたいから行くとか、この人に説明したいとかもウォントなんだけど、
そういう行動のウォントっていうのがあって、だけど、それは表層的な今のウォントだけど、そもそも、じゃあ、セイヤは 10分後の死が撮れちゃったから、どうにかしなきゃって思ってるっていうも、この一話で持続しつづけてるウォントだし、 でもそれは見え隠れするし、それのためのあっち行きたいとかっていう小さいウォントがある、、、で、僕は、ここの2個ぐらいでウォント考えてしまってたんだけど、 そもそも、セイヤ自身がずっも抱えてる、生まれつきあるようなウォントっていう、もっとでかいウォントがあって、、、
も、物語はそのウォントをどうにかしていく話だ、っていうことが1番多分抜けてて、だから、そこにふむくんがいないんだよって言われてたんだなってことに気づいて。
その1番大きいウォントこそ、僕がこのマンガを描いて伝えたいこと、僕自身のウォントなわけだから。

物語っていうのは、無数のウォントが重層的に奏でられてるべきなんだなって思って、 そう、それがやっぱり音楽のようにたくさん鳴ってなきゃいけないんだなっていう風に、昨日寝る前に言葉になって。
なんかもう、そう、そのことを掴んでたら、物語を鳴らしてくくっていう、オーケストラじゃないけど、 いや、やっぱそうなってないと、読まないよな、僕が描く意味が ないよなっていう。その作者自身を重ねたウォントっていうのが1番大事で、テーマで。

そこに乗ってくる小さいウォントっていうのがたくさん入ってくるんだなっていうことを、なんかウォントの色分けとかして、その技術的なところから気づいていけたのがすごい僕の中では大きくて、
その軸を基に今描き直してってるんですけど。

そうなってくると、 この1話で主人公が動き出すための力に出会った時、そして出会ったことがどういう動き出しになるか、、その手前の、葛藤というか、なんていうかね、もうセイヤは10分後に人が死ぬかもしれないのに、そのことすら、誰にも相談できないみたいな、 言えないみたいな。もちろん今までのネームでも、どうせ誰も信じてくれないだろうみたいな言葉は入れてたんだけど、 それよりも彼はも、もっともっといろんなことをこれまでの人生で、何も人に言えずに来たんだっていうこと。そこにはすごい僕がいて。

彼の巨大なウォントというか、心から素直に人と話したいっていうことがあるよなっていうの載せれたら、すごい筆が動いたんですよね。

僕がマンガを描く理由。
出会いを全部マンガにするの意味。、、、

星哉に、それが載せられそう。

だからキャラが出てきたかもなと思いました。

以上です。

では、まだ途中ではありますが、そのネームを公開。どうぞ！▼